3.162023
働きながら年金をもらう場合に注意すること!必ず理解しておきたい「在職老齢年金」
「在職老齢年金」とは、働きながら老齢厚生年金を受け取れる制度です。
在職老齢年金は、「年金の基本月額」と「給与や賞与の額(総報酬月額相当額)」の合計額が一定の基準を越えたとき、年金の全部または一部が支給が停止されます。
在職老齢年金 2022年(令和4年)4月改定のポイント
- 支給停止となる基準額が「28万円」→「47万円」に引き上げ
- 「退職時改訂」から「定時改訂」に変更
支給停止となる基準額が「28万円」→「47万円」に引き上げ
60歳以上65歳未満の在職老齢年金については、65歳以上の在職老齢年金と同じ基準「28万円」から「47万円」に緩和されました。
支給例
基本月額と総報酬月額相当額の合計が47万円以下なら、支給停止に該当せずに年金を受け取ることができます。
「退職時改訂」から「定時改訂」に変更
今までの在職老齢年金の場合、加入した分の年金額が反映されるのは「退職した時・もしくは70歳になった時」に改定される、「退職時改定」という制度になっていました。
毎年1回、10月に年金額が改定される「定時改定」に変更となります。
これにより、退職を待たずに年金額に反映されるので、年金を受け取りながら働く在職受給権者の経済基盤の充実が図られることとなりました。
【注意するポイント】在職老齢年金制度による年金の支給停止を避けるには?
出来ることであれば、老齢厚生年金の支給停止に当てはまらないようにしたいものです。その際は、以下の2つを検討するのも良いです。
- 基本月額と総報酬月額相当額の合計が47万円を超えないよう働く時間を減らす
- フリーランス等で厚生年金の被保険者でなくなる
まとめ
老齢厚生年金を受け取る際には、こうした新しい制度のしくみを理解して適切に年金が受給できるようにしたいものですね。
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